2006年 05月 24日
ナイロビの蜂 [The Constant Gardener] |
フェルナンド・メイレレスの作品とあって
気になってた映画「ナイロビの蜂」。
「シティ・オブ・ゴッド」を観たときにも感じたんだけど
この監督ってすごく編集が上手いと思う。
テンポがよくって、映像がスタイリッシュ。
だから最後まで飽きないんです。
それからこの監督、セレクトする内容も興味深い。
今回のこの映画も、愛がテーマではあるんだけど
これがただのラブストーリーじゃないんです。
アフリカの医療や貧困の問題を採り上げた社会派ドラマだったり、
巨額な金が動く先進国の陰謀を絡めたサスペンスだったり、
色んな面を併せ持った緻密で深い内容でした。
舞台はケニアのナイロビ。
そこで行われる
善意や救済という名の新薬の人体実験。
その陰に潜む大手製薬会社と外務官僚との癒着。
精力的に支援活動に参加し謎の死を遂げる女性
テッサ。
死の真相を調べるうちに妻テッサの
活動への情熱と真実の愛に気付く夫ジャスティン。
そして迫る陰謀。
これらがスリリングにそしてドラマティックに絡み合う。
アフリカ諸国を食い物にする先進国の実態が、
どこまでが“事実に基づき”で、
どこまでが“フィクション”なのか分からないくらい
何だか妙にリアルで・・恐怖と憤りを覚えます。
そして、それと対照的にスクリーンに広がる
アフリカ大自然の美しさとアフリカンミュージック。
これはホント心に響きました。
変わって欲しくないのないアフリカの自然美と
変わって欲しいアフリカ社会の過酷な現状。
その光の部分と陰の部分との対比がすごく印象的です。
「地の果てで、やっと君に帰る」
全てが解かったときにジャスティンがとった最後の行動もまた心を締め付けます。
命の重さ尊さを考えさせられる良い映画です。
気になってた映画「ナイロビの蜂」。
「シティ・オブ・ゴッド」を観たときにも感じたんだけど
この監督ってすごく編集が上手いと思う。
テンポがよくって、映像がスタイリッシュ。
だから最後まで飽きないんです。
それからこの監督、セレクトする内容も興味深い。
今回のこの映画も、愛がテーマではあるんだけど
これがただのラブストーリーじゃないんです。
アフリカの医療や貧困の問題を採り上げた社会派ドラマだったり、
巨額な金が動く先進国の陰謀を絡めたサスペンスだったり、
色んな面を併せ持った緻密で深い内容でした。
舞台はケニアのナイロビ。
そこで行われる
善意や救済という名の新薬の人体実験。
その陰に潜む大手製薬会社と外務官僚との癒着。
精力的に支援活動に参加し謎の死を遂げる女性
テッサ。
死の真相を調べるうちに妻テッサの
活動への情熱と真実の愛に気付く夫ジャスティン。
そして迫る陰謀。
これらがスリリングにそしてドラマティックに絡み合う。
アフリカ諸国を食い物にする先進国の実態が、
どこまでが“事実に基づき”で、
どこまでが“フィクション”なのか分からないくらい
何だか妙にリアルで・・恐怖と憤りを覚えます。
そして、それと対照的にスクリーンに広がる
アフリカ大自然の美しさとアフリカンミュージック。
これはホント心に響きました。
変わって欲しくないのないアフリカの自然美と
変わって欲しいアフリカ社会の過酷な現状。
その光の部分と陰の部分との対比がすごく印象的です。
「地の果てで、やっと君に帰る」
全てが解かったときにジャスティンがとった最後の行動もまた心を締め付けます。
命の重さ尊さを考えさせられる良い映画です。
by nong0506
| 2006-05-24 01:52
| 映画